デジハリ・オンラインには、就転職・副業・フリーランス・短期集中など、目的に合わせて選べるWebデザイン講座があります。コースによって料金や期間、学べる内容も違うため、「自分ならどれを選べばいい?」と迷う人も多いのではないでしょうか。
また、検索するとAdobeマスター講座も出てきますが、Adobeソフトの基礎を学ぶ講座と、Webデザイナーを目指す講座は目的が違います。
この記事では、5つのWebデザインコースの違い・料金・口コミを整理しながら、作品制作やポートフォリオ、就職・副業支援まで現役デザイナー・講師の目線で確認します。
デザイナー歴26年、現在はWebデザインスクールで講師もしています。コース名だけでは分かりにくいので、「何を学べるか」だけでなく、目指す働き方ならどこまで必要かまで見ていきますね。
目次
- デジハリ・オンラインは目的別に選べるWebデザインスクール
- デジハリ・オンライン5コースの違いは?目的別の選び方
- デジハリ・オンラインの評判・口コミを確認
- デジハリ・オンラインの料金は高い?5コースと補助金・給付金を比較
- デジハリ・オンラインではWebデザインをどこまで学べる?
- 動画だけじゃない?質問・添削・メンタリングの学習サポート
- デジハリ・オンラインの卒業制作・ポートフォリオを現役講師が確認
- デジハリ・オンラインは就職・転職・副業・フリーランスにつながる?
- デジハリ・オンラインとデジタルハリウッド・デジLIGの違い
- デジハリ・オンラインのデメリット・注意点
- デジハリ・オンラインが向いている人・向いていない人
- デジハリ・オンラインの個別相談で確認するチェックリスト5つ
- まとめ|デジハリ・オンラインは目的から5コースを選ぶ
デジハリ・オンラインは目的別に選べるWebデザインスクール


デジハリ・オンラインは、デジタルハリウッドが運営するオンラインスクールです。
Webデザイナーを目指す講座だけでも5コースあり、就職・転職、副業、フリーランス、短期学習、アウトプット重視と、目指す働き方や学び方から選べるのが特徴です。
| コース | 専科Webデザイナー 専攻 | フリーランスコース | 就転職コース | 在宅・副業コース | 短期集中コース |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金(税込) | 572,000円 | 537,240円 | 477,950円 | 325,490円 | 247,500円 |
| 補助金・給付金 | 専門実践教育訓練給付金等の対象※ | ― | ― | ― | リスキリング支援事業対象外 |
| 受講期間 | 6カ月 | 8カ月 | 7カ月 | 7カ月 | 3カ月 |
| 学習形式 | オンライン・クラス制 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン |
| 学習の軸 | クラス制+課題・作品制作 | Web制作+案件獲得・独立 | Web制作+ポートフォリオ・転職 | Web制作+副業・案件実践 | 就転職コースの内容を短期集中で学ぶ |
※専科 Webデザイナー専攻は、所定の条件を満たした場合に受講料の最大80%が支給される制度が案内されています。制度の利用条件は申込み前に最新情報を確認してください。
デジハリ・オンラインの特徴は、同じWebデザイン学習でも「学んだあとに何をしたいか」でコースを選べることです。
料金だけなら短期集中コースが安く見えますが、未経験者が単純に最安コースを選べばよいわけではありません。転職、副業、フリーランスなど、自分の目的に必要な学習内容とサポートまで含めて比較する必要があります。
専科 Webデザイナー専攻は、クラス制で同期と学びながら課題や作品制作を重ねるなど、他4コースとは少し学び方が異なります。支援制度もあるため、次のセクションで5コースの違いを詳しく見ていきます。
Webデザインスクールは、料金や学べるソフトの数だけで選ばなくて大丈夫です。転職したいのか、副業から始めたいのか、独立したいのか。ゴールを先に決めると、自分に必要なコースがかなり絞れますよ。
Webデザインスクールは、料金や学べるソフトの数だけで選ばなくて大丈夫です。転職したいのか、副業から始めたいのか、独立したいのか。ゴールを先に決めると、自分に必要なコースがかなり絞れますよ。
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※評価は公式カリキュラム・サポート内容を確認した現時点のものです。受講生作品や口コミについては、このあと詳しく確認して最終評価します。
デジハリ・オンラインで特に注目したいのは、動画教材を見るだけではなく、課題を制作して講師から添削を受ける「アウトプット」がカリキュラムに組み込まれていることです。
Webデザインは、ソフトの操作方法やHTML・CSSを覚えるだけでは仕事につながりません。実際に作品を作り、指摘を受けて修正するところまで経験できるかは、初心者にとって大きなポイントです。
また、就職・転職だけでなく、副業やフリーランスまで目的別にコースとキャリア支援が用意されています。
現時点では、特に「作品を作る→添削を受ける→ポートフォリオや仕事につなげる」という流れが作られている点を評価しています。
Webデザインは動画を全部見終わることがゴールではありません。自分で作って、見てもらって、直す。この繰り返しができるかは、スクール選びでかなり重要ですよ。
デジハリ・オンライン5コースの違いは?目的別の選び方
デジハリ・オンラインのWebデザイン講座は、コースによって目指すゴールがかなり違います。
未経験からWebデザイナーを目指す場合も、「転職したい」「まず副業を始めたい」「将来はフリーランスになりたい」など、目的によって必要な学習内容は変わります。
コース名や料金だけで比較するより、Webデザインを学んだあとにどう働きたいかから選ぶと分かりやすいです。

未経験からWeb制作会社や事業会社などへの就職・転職を目指すなら、まず候補になるのが「就転職コース」です。
Photoshop・Illustrator・Figmaなどのデザインツールだけでなく、HTML・CSS、JavaScript、WordPress、Webディレクション、ポートフォリオ制作まで学びます。
7カ月かけてWeb制作に必要な基礎から作品制作まで進められるため、未経験からWebデザイナーへの転職を目指す人の基本コースとして考えやすいでしょう。

会社員や主婦・主夫など、本業や生活を続けながらWebデザインの仕事を始めたい人向けなのが「在宅・副業コース」です。
Illustrator・Photoshop、HTML・CSSなどのWeb制作スキルに加えて、バナー制作実践や仕事を獲得するためのノウハウも学びます。
いきなり独立するのではなく、まずはバナーやWeb制作の副業から実績を作りたい人には、このコースが選びやすいです。

将来的にWebデザイナーとして独立したい人向けなのが「フリーランスコース」です。
Photoshop・Illustrator、Figma、HTML・CSS、JavaScriptなどのWeb制作に加えて、Webライティング、動画編集、Web・SNSマーケティング、フリーランスの仕事術など学習範囲が広くなっています。
公式でも、顧客開拓から受注・納品までを想定したコースとして案内されています。
Webデザインだけでなく、自分で仕事を獲得して進めるところまで学びたい人向けです。
副業から少しずつ始めたい人なら、フリーランスコースまで広げず「在宅・副業コース」から検討してもよいでしょう。

短期集中コースは、就転職コースとほぼ同じ内容を3カ月で学ぶコースです。
料金は247,500円と5コースの中では抑えられていますが、「安いから初心者にもおすすめ」というコースではありません。
公式でも、グラフィックソフトをある程度使える人や、HTML・CSSを学んだ経験がある人、十分な学習時間を確保できる人に向いていると案内されています。
動画授業だけでも約93時間あり、課題・作品制作の時間も必要です。未経験からじっくり作品を作りたい人は、就転職コースなども比較した方がよいでしょう。

「専科 Webデザイナー専攻」は、ほかの4コースとは少し学び方が違います。
特徴は、オンラインでもクラス制で同期と一緒に学び、課題制作とアウトプットを重ねていくことです。
- クラス制で同期と学ぶ
- 課題・作品制作が多い
- 講師から添削を受けて改善する
- UI/UXなどのライブ授業がある
- 卒業制作で企画・デザイン・コーディングまで行う
- ポートフォリオ制作につなげられる
- 補助金・給付金に関する支援制度の対象
通常受講料は572,000円と5コースの中で最も高いですが、所定の条件を満たす場合は最大80%の支給制度が案内されています。
未経験から作品をしっかり作りたい、一人で動画学習を続けるのが不安、同期と一緒に学びたい人は、この専科も比較したいところです。

デジハリ・オンラインを検索すると「Adobeマスター講座」もよく出てきます。
Adobeマスター講座は、Adobe Creative Cloudの1年分のライセンスと、Photoshop・IllustratorなどAdobeアプリケーションの基礎動画教材がセットになった入門講座です。
Adobe CCを使いたい人や、ソフトの基本操作を学びたい人には魅力があります。
ただし、Adobeソフトを操作できることと、WebデザイナーとしてWebサイトを設計・デザインできることは別です。
Webデザイナーを目指すなら、デザインの基礎、Figma、HTML・CSS、Webサイト制作、課題・作品制作などまで体系的に学べるWebデザイナー講座を選びたいところです。
IllustratorやPhotoshopが使えるだけでは、Webデザインの仕事はできません。大切なのは「誰に何を伝えるサイトなのか」を考えて、デザインし、Webサイトとして形にできること。Adobe目的なのか、Webデザイナーになりたいのかは分けて考えましょう。
デジハリ・オンラインの評判・口コミを確認
デジハリ・オンラインについて、実際にWebデザイナー講座を受講した人の口コミ・体験談を確認しました。
今回は、通学型のデジタルハリウッドとは分けて、デジハリ・オンラインを実際に受講したことが確認できる個人のnote・ブログを中心に見ています。
口コミでは、自分のペースで学びやすいことや基礎から体系的に学べることを評価する声がある反面、オンラインだからこそ情報を自分で探す必要がある、受講生同士のつながりが薄いと感じる声もありました。
フリーランスコースを8カ月受講したYuriさんは、仕事と並行しながら動画学習を進めています。
「自分のペースで学べるのがありがたい。」
※出典:note
「通学の時間がないのでその分勉強の時間に回せています。」
通勤中にスマートフォンで動画を見るなど、学習時間を分散できるのは完全オンラインのメリットです。
仕事をしながら7〜8カ月学ぶことを考えると、「決まった時間に授業へ参加できるか」だけでなく、自分の生活の中に学習時間をどう組み込めるかもスクール選びでは重要です。
同じ受講者からは、受講開始直後に「何をすればよいか分かりにくい」と感じたという声もありました。
「知りたい情報がどこに書いてあるのか分かりづらい」
「受講生どうしの繋がりは薄いです。」
※出典:note
事務局へ問い合わせた際には丁寧に返信があったとも書かれていますが、通学スクールのように周囲の様子を見ながら自然に情報が入ってくる環境ではありません。
オンライン学習では、分からないことを自分から確認したり、質問したりする姿勢も必要になります。
「完全オンラインだから楽」というより、時間や場所の自由度が高い代わりに、自分で学習を進める力も必要なスクールと考えた方がよさそうです。
8カ月受講したYuriさんや別の卒業生も、デジハリ・オンラインで学んだ内容について次のように振り返っています。
「Webスクールに通ったからといってすぐに転職できるわけではない」
※出典:note
「そこで学べることはあくまでも基礎」
※出典:mucca code
ただし後者の卒業生は、卒業制作をポートフォリオへ掲載し、それを見た顧客から初めての仕事につながったとも紹介しています。
これはスクール選びでとても大切なところです。
デジハリ・オンラインには課題制作や卒業制作がありますが、受講しただけで転職や副業が決まるのではなく、学んだ基礎を使って作品を作り、その後も自分で動く必要があります。
スクールは「卒業すればWebデザイナーになれる場所」ではありません。基礎を学んで、作品を作り、添削を受けて、その後どう動くかまでが大事です。口コミでも、その現実がよく分かります。
デジハリ・オンラインの料金は高い?5コースと補助金・給付金を比較
デジハリ・オンラインのWebデザイン講座は、247,500円〜572,000円(税込)です。
オンラインスクールとして決して安い料金ではありませんが、5コースは受講期間だけでなく、転職・副業・フリーランスなど目指すゴールが違います。
そのため、料金だけで一番安いコースを選ぶより、自分に必要な学習内容とサポートまで含めて比較することが大切です。
| コース | 専科Webデザイナー 専攻 | フリーランスコース | 就転職コース | 在宅・副業コース | 短期集中コース |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金(税込) | 572,000円 | 537,240円 | 477,950円 | 325,490円 | 247,500円 |
| 補助金・給付金 | 最大80%支給対象※ | ― | ― | ― | リスキリング支援事業対象外 |
| 実質料金 | 220,000円※ | 537,240円 | 477,950円 | 325,490円 | 247,500円 |
| 受講期間 | 6カ月 | 8カ月 | 7カ月 | 7カ月 | 3カ月 |
※専科 Webデザイナー専攻は、所定の条件を満たした場合の支援制度適用後の実質負担額です。
専科 Webデザイナー専攻の通常受講料は572,000円で、5コースの中では最も高額です。
ただし、現在公式では経済産業省の支援制度対象講座として案内されており、所定の条件を満たした場合は受講料の最大80%が支給され、実質受講料220,000円と掲載されています。
対象となっているのは、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」や「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」に関連する制度です。
専科は通常料金だけを見ると高いですが、支援制度を利用できる人は5コースの選び方そのものが変わります。
利用できる制度や支給額には条件があるため、「自分が対象になるか」「最終的な自己負担はいくらか」は申し込み前に説明会で確認しておきましょう。
なお、短期集中コースは公式で「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象外と明記されています。
Webデザイナー講座では、Photoshop・Illustratorを使用するためAdobe Creative Cloudが必要です。
たとえば就転職・フリーランス・在宅副業・短期集中コースでは、申込み時にAdobe CC 12カ月版を**68,800円(税込)**で追加購入できると案内されています。
すでにAdobe CCを契約している人は不要ですが、持っていない場合は受講料だけで予算を考えないようにしましょう。
専科 Webデザイナー専攻についてもAdobe CCが必要で、未契約の場合は特別価格で購入できると案内されています。
料金を見るときは「何カ月学べるか」だけでなく、作品制作・添削・キャリア支援まで自分が使うかで考えたいですね。専科は支援制度の対象になるなら、通常料金だけで候補から外すのはもったいないです。
デジハリ・オンラインではWebデザインをどこまで学べる?
デジハリ・オンラインのWebデザイナー講座では、PhotoshopやIllustratorの操作だけでなく、Webサイトの企画・デザイン・コーディング・公開まで一連の流れを学べます。
コースによって学習範囲は異なりますが、Webデザイナーとして必要になる基礎を、制作しながら身につける構成です。
Webデザインの基本となる学習内容には、次のようなものがあります。
- Photoshop・Illustrator
- Figma
- Webサイト設計・デザイン
- HTML・CSS
- JavaScript・jQuery
- Visual Studio Code
- 課題・Webサイト制作
Figmaでは基本操作だけでなく、ワイヤーフレームやLPのデザインカンプ、Webサイトのプロトタイプ制作まで扱います。
HTML・CSSでは1ページのサイトから複数ページのWebサイト制作へ進み、JavaScript・jQueryではスライダーやメニューなど、Webサイトでよく使われる動きも学びます。
デザインソフトの使い方だけで終わらず、デザインしたものをWebサイトとして形にするところまで学べるのがポイントです。
就転職コースや短期集中コースでは、WordPress、ポートフォリオ制作、Webディレクションなども学習内容に含まれています。
フリーランスコースではさらに、LP・バナーデザイン、Webライティング、動画編集、Web・SNSマーケティング、フリーランスの仕事術など、独立後の仕事まで意識した内容が追加されます。
そのため、「学べる内容が多いコースほどいい」と考える必要はありません。
未経験からWebデザイナーを目指すなら、まず身につけたいのは、デザインを考えて形にし、HTML・CSSでWebサイトとして制作できる力です。
JavaScript、WordPress、マーケティング、動画編集なども仕事では役立ちますが、最初からすべてを使いこなせる必要はありません。
転職ならポートフォリオ制作、副業ならバナーやLPなどの案件制作、フリーランスなら案件獲得やマーケティングまで、と目的に応じて必要な範囲を広げる方が効率的です。
ツールをたくさん使えることより、「このサイトは誰のために、なぜこのデザインにしたのか」を考えて形にできることの方が大切です。まず作品を完成させられる基礎を作って、必要なスキルをあとから足していけば大丈夫ですよ。
動画だけじゃない?質問・添削・メンタリングの学習サポート
デジハリ・オンラインは、好きな時間に動画を見て学ぶオンラインスクールですが、動画教材を一人で見て終わる学習ではありません。
Webデザイナー講座では、講師への質問や課題添削、オンラインでの個別相談など、制作しながら学ぶためのサポートが用意されています。
学習中の疑問は、Slackを使った「テキスト チュータリング」で質問できます。
質問回数に制限はなく、講師が直接回答します。
文章だけでは説明しにくい内容や、自分の作品を見ながら相談したい場合は、予約制の「オンライン チュータリング」も利用できます。こちらはZoomを使って講師とマンツーマンで相談する仕組みです。
Webデザインを学ぶうえで、私が特に確認したいのが課題添削です。
動画でPhotoshopやFigma、HTML・CSSの使い方を理解しても、自分で作品を作ろうとすると「なんとなく見づらい」「思ったとおりに実装できない」といった問題が出てきます。
デジハリ・オンラインでは、授業で制作した課題を講師へ提出し、プロのクリエイターから添削を受けられます。
さらに、他の受講生が公開した作品や添削を見ることもできるため、自分の作品だけでは気づかなかった考え方を知る機会にもなります。
Webデザインは、動画を見るインプットより「作る→見てもらう→直す」というアウトプットで身につく部分が大きいので、課題添削があるのは初心者にとって重要です。
就転職・在宅副業・フリーランスの各コースでは、希望者を対象に「オンライン・アダプティブ・サポート」も用意されています。
受講開始後に目標や学習方針を決め、講師とのオンライン面談や定期的な進捗確認を行いながら学習を進める仕組みです。
予定どおり進んでいない場合は、学習スケジュールを見直すこともできます。
完全オンラインは時間を自由に使える反面、仕事や家事が忙しいと学習が後回しになりやすいものです。自分だけで学習計画を管理するのが不安な人には、こうした進捗確認も活用しやすいでしょう。
なお、短期集中コースは質問サポートには対応していますが、公式の対応表では目標設定・課題進捗フォローの対象には含まれていません。
初心者の場合、「どこが分からないのか分からない」ということもあります。動画を何度も見るだけでは解決しないことも多いので、自分の作品を見てもらって質問できる環境はしっかり使いたいですね。
デジハリ・オンラインの卒業制作・ポートフォリオを現役講師が確認
Webデザインスクールを選ぶなら、「何を学べるか」だけでなく、受講中にどんな作品を作れるのかも確認しておきたいところです。
デジハリ・オンラインでは、動画で学んだ内容を使って課題を制作し、講師から添削を受けます。公式サイトではWebデザイナー講座の修了課題も公開されています。
公式で公開されている作品のひとつが、嶋田彩乃さんの「淡路島不動産」です。
実際の作品ページまで確認すると、
- 不動産会社の紹介
- 土地・空き家を売りたい人への案内
- 売物件情報
- お客様の声
- リフォーム事例
- よくある質問
- LINE・問い合わせへの導線
などが1つのWebサイトとして構成されています。
見た目を作るだけではなく、利用者が何を知りたいか、どこから問い合わせてもらうかまで考えたWebサイト制作になっている点は、未経験者の課題として評価したいところです。
公式でも、物件情報の整理やLINEで相談しやすい導線など、UX面を評価しています。
もう1点、歯科医院をテーマにしたチコさんの修了課題も公開されています。公式では、歯科医院に合った清潔感のあるデザインに加えて、Flexboxなどを使ったコーディングも評価されています。
デザイン画像を1枚作って終わるのではなく、情報を整理し、Webサイトとして実装するところまで課題にしているのは、仕事を目指すうえで大切なポイントです。
専科 Webデザイナー専攻では、さらにアウトプットが重視されています。
卒業制作では、学習の集大成として企画からデザイン、コーディングまで一貫して制作し、自分のポートフォリオにつなげます。
通常のWebデザイナー講座より課題数が多く、クラス制で作品を作って改善する機会も多いため、「未経験からできるだけ制作経験を積みたい」という人は専科を比較する価値があります。
公開作品を見る限り、Webサイトとして必要な情報を整理し、問い合わせなどの目的まで考えて制作する課題になっています。
これは転職用のポートフォリオでも重要です。
採用側が知りたいのは、完成した画面がきれいかどうかだけではありません。
- 誰をターゲットにしたのか
- どんな目的のサイトなのか
- なぜこの情報設計にしたのか
- なぜこのデザインにしたのか
- 自分がどこまで担当したのか
- 添削を受けて何を改善したのか
まで説明できると、制作プロセスや考える力も伝えやすくなります。
デジハリ・オンラインにはポートフォリオ講座もあるので、課題を完成させて終わるのではなく、卒業後の転職・副業で見せられる状態までブラッシュアップすることを目標にしたいですね。
なお、公式で確認できる公開作品は講座全体から見ると一部です。公開作品だけで受講生全体のレベルを判断するのではなく、「自分が受講するコースでは何作品くらい制作できるのか」「どこまで添削してもらえるのか」は個別相談でも確認しておくと安心です。
ポートフォリオでは、完成度だけでなく「何を考えて作ったか」も見ます。実案件と同じように目的やターゲットを考えて、デザインからWebサイトとして形にする経験があると、作品について自分の言葉で説明しやすくなります。
デジハリ・オンラインは就職・転職・副業・フリーランスにつながる?
デジハリ・オンラインでは、Webデザインを学んで終わるのではなく、就職・転職、副業、フリーランスなど、その後の働き方につなげるキャリアサポートも用意されています。
特に特徴的なのは、卒業後もキャリアサポートを継続して利用できることです。
ただし、サポートがあるから自動的に転職先や案件が決まるわけではありません。作品・ポートフォリオを完成させ、自分でも応募や案件獲得へ動くことが前提になります。
就職・転職を目指す人は、デジタルハリウッドのキャリアセンターを利用できます。
公式では、次のような支援が案内されています。
- 就職・転職の個別相談
- 採用セミナー
- オンラインインターンシップ
- 提携コンサルタントによる就転職支援
- 受講生・卒業生専用求人サイト「Job Style Search」
「Job Style Search」では、クリエイティブ職に特化した求人を検索でき、未経験可の求人も掲載されています。
就転職コースには、ポートフォリオ講座や就職ゼミも含まれているため、Web制作を学ぶ→作品をまとめる→求人を探すところまでつなげやすい構成です。
副業やフリーランスを目指す人向けには、「LANCER UNIT(ランサーユニット)」など仕事につなげる仕組みも用意されています。
ランサーユニットは、企業とフリーランサーをつなぐサービスで、副業として参加できる案件もあります。公式ではリモートワーク案件が多いと案内されています。
また、デジタルハリウッドでは「Job Style Search」を通じた仕事・求人情報や、スキルアップセミナーなども提供しています。
在宅・副業コースではバナー制作など案件を意識した課題、フリーランスコースでは案件獲得やマーケティングまで学べるため、目指す働き方に合わせて学習内容とサポートを組み合わせられます。
「転職支援があるスクール」ではなく、転職・副業・フリーランスまで複数の仕事へのつなげ方が用意されているのがデジハリ・オンラインの特徴です。
キャリアセンターや案件紹介サービスがあっても、未経験からWebデザイナーになるには、自分が何を作れるのかを見せる必要があります。
特に転職ではポートフォリオ、副業・フリーランスでは「この仕事なら任せられる」と判断してもらえる作品や実績が重要です。
先ほど紹介した卒業制作や課題を、完成したらそのままにするのではなく、
- 制作目的
- ターゲット
- デザインの意図
- 自分の担当範囲
- 添削を受けて改善した点
まで説明できる状態にしておきたいところです。
公式では、対象となるキャリアサポートについて卒業後も期限なく利用できると案内されています。すぐに転職や独立をしない人でも、必要になったタイミングで活用できるのはメリットです。
求人や案件を紹介してもらえる仕組みがあっても、採用や受注を決めるのは最後は作品です。スクールのサポートは「仕事を保証してくれるもの」ではなく、自分で動くときに使える選択肢が増えるもの、と考えると分かりやすいですよ。
デジハリ・オンラインとデジタルハリウッド・デジLIGの違い
「デジハリ」と呼ばれるスクールには、デジハリ・オンラインのほかに「デジタルハリウッドSTUDIO」「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)」があります。
同じデジタルハリウッドの教育ノウハウをベースにしていますが、学習形式や運営、校舎を利用できるかが違います。
| スクール | デジハリ・オンライン | デジタルハリウッドSTUDIO | デジLIG |
|---|---|---|---|
| 学習形式 | 完全オンライン | 通学+オンライン+個別指導 | 校舎+オンライン |
| 主な特徴 | 動画・質問・添削・オンラインサポートで完結 | 全国のSTUDIOを利用し、現役クリエイターから直接指導 | デジタルハリウッドのカリキュラム+Web制作会社LIGの現場知見 |
| 向いている人 | 場所を選ばず自分のペースで学びたい | 校舎でも学びたい・対面で質問したい | 制作会社の現場目線や作品フィードバックも重視したい |
今回この記事で紹介しているのは「デジハリ・オンラインスクール」です。
公式FAQでも、校舎へ通う必要のない完全通信教育と案内されており、インターネット環境があれば自宅や外出先から学習できます。
仕事や育児などで決まった時間に通学するのが難しい人や、近くに校舎がない人には選びやすい学習形式です。
デジタルハリウッドSTUDIOは、動画教材によるオンライン学習に加えて、校舎で現役クリエイターから個別指導を受けられるスクールです。
クラス授業・オンライン授業・個別指導を組み合わせて学ぶため、自宅だけでは集中しにくい人や、講師に直接質問しながら作品を作りたい人はこちらも比較できます。
デジLIGは「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の通称で、Web制作会社LIGが運営するスクールです。
デジタルハリウッドの教育カリキュラムをベースにしながら、LIGの現役クリエイターによる個別指導やLIVE授業、ポートフォリオ指導など、制作会社ならではのサポートが加わっています。
校舎を利用できるため、完全オンラインのデジハリ・オンラインとは学習環境も違います。
完全オンラインで学びたいならデジハリ・オンライン、校舎も使いたいならデジタルハリウッドSTUDIO、制作会社LIGの現場目線も重視するならデジLIG、と考えると違いが分かりやすいです。
名前が似ているので迷いやすいですが、「何を学べるか」だけでなく、家で完結したいのか、校舎で直接見てもらいたいのかで選択肢はかなり変わりますよ。
デジハリ・オンラインのデメリット・注意点
デジハリ・オンラインは、目的別のコースや課題添削、キャリア支援までそろっています。
ただし、完全オンラインで自主学習が基本になることや、Adobe CCが別途必要になることなど、申し込む前に確認しておきたい点もあります。
Webデザインだけでも、専科・フリーランス・就転職・在宅副業・短期集中と5コースあります。
目的別に選べるのはメリットですが、「Webデザインを学びたい」というだけでは、どこまで学ぶ必要があるのか判断しにくいかもしれません。
転職、副業、独立など、学んだあとにどう働きたいかを先に決めてからコースを選ぶと分かりやすいです。
Webデザイナー講座ではPhotoshop・Illustratorなどを使用するため、Adobe Creative Cloudが必要です。
たとえばフリーランスコースでは、Adobe CC 12カ月版を68,800円(税込)で追加購入できます。
そのため、Adobe CCを持っていない人は、受講料だけでなくソフト代も含めて予算を考えておきましょう。
短期集中コースは247,500円で、5コースの中では受講料を抑えられます。
ただし、就転職コースの内容を3カ月で学ぶコースで、公式でも「経験者の学び直しにも最適」と案内されています。
未経験から始める人が料金だけで選ぶと、動画学習・課題・作品制作を短期間で進める負担が大きくなる可能性があります。
短期集中コースは「安いコース」ではなく、短期間で学習時間をしっかり確保できる人向けと考えたいです。
デジハリ・オンラインの学習は、基本的に自主学習です。
受講開始後は動画教材を自分のペースで進められますが、仕事や家事が忙しいと、学習が後回しになることもあります。
質問・添削のほか、対象コースでは希望者向けに目標設定や定期的な進捗確認を行う「オンライン・アダプティブ・サポート」も用意されています。
完全オンラインの自由さを活かすには、こうしたサポートも使いながら学習時間を確保することが大切です。
オンラインは通学時間がないぶん学びやすいですが、「時間ができたらやろう」だと進みにくいです。週に何時間くらい学習できるかまで考えて、自分に合う期間のコースを選びたいですね。
デジハリ・オンラインが向いている人・向いていない人
デジハリ・オンラインは、完全オンラインで学びながら、作品制作や添削、キャリア支援まで利用したい人に向いています。
特に、転職・副業・フリーランスなど、Webデザインを学んだあとの目的がある程度決まっている人は、5コースから自分に合うものを選びやすいです。
向いている人
- 完全オンラインで学びたい
- 転職・副業・フリーランスなど目的が決まっている
- 動画だけでなく課題添削も受けたい
- Webサイトを作品として完成させたい
- ポートフォリオやキャリア支援も利用したい
- 自分のペースで学習時間を作れる
向いていない人
- 校舎へ通って対面で学びたい
- まず低価格で基礎だけ試したい
- 講師が常に横について教える形式がよい
- Photoshop・Illustratorの操作だけ学びたい
- 学習計画をすべてスクール側に管理してほしい
- 一人で学習を進めるのがかなり苦手
デジハリ・オンラインは、「オンラインの自由さはほしいけれど、動画を見るだけでは不安」という人に合いやすいスクールです。
動画教材を自分のペースで進めながら、分からないところは質問し、課題を作って添削を受けられます。さらに、転職なら就転職コース、副業なら在宅・副業コース、独立ならフリーランスコースと、目標に合わせて学習内容を選べます。
作品制作を重視したい人は専科 Webデザイナー専攻、すでにデザイン経験があり短期間で学びたい人は短期集中コースも候補になります。
校舎で直接講師に見てもらいたい人は、デジタルハリウッドSTUDIOやデジLIGなど、通学できるスクールも比較した方がよいでしょう。
また、Adobe CCを使いたいことが目的なら、Webデザイナー講座ではなくAdobeマスター講座の方が目的に合います。
「オンラインがいい」だけでなく、その先に転職したいのか、副業を始めたいのかまで考えて選ぶと失敗しにくいです。デジハリ・オンラインは、ゴールが決まっている人ほど5コースの違いを活かしやすいですよ。
デジハリ・オンラインの個別相談で確認するチェックリスト5つ
デジハリ・オンラインは5コースあり、目的によって選ぶコースが変わります。
そのため個別相談では、単に「おすすめのコースはどれですか?」と聞くより、自分の目的ならどこまで学ぶ必要があるのかを確認するのがおすすめです。
確認したいのは次の5つです。
- 自分の目的なら5コースのどれが合うか
転職、副業、フリーランス、短期学習、作品制作重視など、自分の目的に対してどのコースが合うのか確認します。特に「就転職コースと専科で迷っている」など、候補を2つまで絞って違いを聞くと比較しやすいです。 - 週にどれくらい学習時間が必要か
同じWebデザイン講座でも、3カ月の短期集中と7〜8カ月のコースでは学習ペースが違います。仕事や家事と両立するなら、1週間に必要な学習時間と課題制作の時間まで確認しておきましょう。 - 作品・ポートフォリオをどこまで添削してもらえるか
課題数だけでなく、オリジナル作品や卒業制作をどこまで講師に見てもらえるのか、転職・副業で使えるポートフォリオまでブラッシュアップできるのかを確認します。 - 補助金・給付金の対象になるか
専科 Webデザイナー専攻は支援制度の対象ですが、利用条件があります。自分が対象になるか、支給された場合の実質負担額、手続きのタイミングまで確認しておくと安心です。 - 卒業後のキャリア支援を自分の場合どう使えるか
転職なら求人・ポートフォリオ支援、副業・フリーランスなら案件紹介や仕事につなげるサポートなど、自分の目的でどの支援が利用できるのか確認します。
個別相談では「何を学べますか?」より、「私の目的なら、どこまで学べば仕事につなげやすいですか?」と聞く方がコースを選びやすくなります。
また、Adobe CCをまだ持っていない人は、受講料とは別に必要になる費用も確認しておきましょう。
5コースあるからこそ、「一番充実しているコース」ではなく、自分に必要なコースを選びたいですね。迷ったら、今のスキル・目標・週に使える時間をそのまま伝えると相談しやすいですよ。
参加無料!スクール説明会
まとめ|デジハリ・オンラインは目的から5コースを選ぶ
デジハリ・オンラインのWebデザイン講座は、転職・副業・フリーランス・短期学習・アウトプット重視と、目的に合わせて5コースから選べるのが大きな特徴です。
「どのコースが一番いいか」ではなく、Webデザインを学んだあとにどう働きたいかで選ぶコースが変わります。
- 就職・転職を目指す → Webデザイナー講座 就転職コース
- 副業・在宅ワークから始める → Webデザイナー講座 在宅・副業コース
- フリーランスとして独立する → Webデザイナー講座 フリーランスコース
- 経験を活かして短期間で学ぶ → Webデザイナー講座 短期集中コース
- クラス制で作品制作を重視する → 専科 Webデザイナー専攻
専科 Webデザイナー専攻は、条件を満たせば補助金・給付金の対象になるため、通常料金だけで候補から外さず確認しておきたいコースです。
また、デジハリ・オンラインにはAdobeマスター講座もありますが、これはAdobe CCを利用しながらPhotoshop・Illustratorなどの基礎を学ぶ講座です。
Webデザイナーを目指すなら、Adobeソフトの操作だけではなく、Webデザイン・コーディング・課題制作・ポートフォリオまで学べるWebデザイナー講座を選びましょう。
デジハリ・オンラインでは、動画教材だけでなく、質問・課題添削・作品制作・キャリア支援まで用意されています。
ただし、完全オンラインなので、自分で学習時間を確保して進める必要があります。受講すれば自動的に転職や副業につながるわけでもありません。
大切なのは、学んだ内容を使って作品を作り、添削を受け、ポートフォリオとして見せられる状態まで仕上げることです。
5コースで迷ったら、今のスキル・目標・週に使える学習時間を個別相談で伝えて、自分に必要なコースを確認してみてください。
デジハリ・オンラインは、目的ごとにコースが分かれているのが分かりやすいですね。「何をたくさん学べるか」より、「自分は学んだあと何をしたいか」から選ぶのがおすすめです。
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