Webデザインスクールの給付金は、制度名から調べ始めるほど分かりにくくなります。
条件や確認先を取り違えると、対象講座を選んだつもりでも給付を受けられないことがあるためです。
実際に給付金を利用して受講される方は、育児休暇中のママが最も多く、次に転職を考えている方が続きます。ただし、同じ育休中でも、今の会社へ復職するのか、別の会社へ転職するのかで関係する制度は変わります。
まずは今の状況から、利用できる可能性がある制度を一緒に整理していきましょう。そのうえで、候補となるスクールと、公的窓口・スクールのどちらへ何を確認すべきかを順番に案内します。
HerTechは、この記事で主に解説している「教育訓練給付制度」とは別枠の、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の事業者一覧に掲載されています。
HerTechの料金や口コミ、卒業生の情報とあわせて検討したい方は、こちらの記事をご覧ください。
制度名を全部覚えなくても大丈夫です。まずは「今の自分はどのケースに近いか」から見ると、かなり整理しやすくなります。
あなたは給付金・補助金の対象?状況別に確認

給付金・補助金は、制度名から調べるよりも、今の働き方と受講後の予定から絞る方が分かりやすいです。
同じ育休中でも、今の会社へ復職する人と転職を目指す人では、確認する制度が異なります。離職中の方やひとり親の方にも別の選択肢があるため、最初から「自分は対象外」と決める必要はありません。
まずは、自分に近い状況と相談先を確認してください。
| 今の状況 | まず確認する制度 | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 育休中で今の会社へ復職予定 | 教育訓練給付制度 | ハローワーク |
| 育休中・在職中で転職予定 | リスキリング支援、教育訓練給付制度 | スクール、ハローワーク |
| ひとり親 | 受講料支援、生活費支援 | 自治体 |
| 離職中・求職中 | 教育訓練給付制度、求職者支援制度 | ハローワーク |
| 専業主婦・フリーランス | 過去の雇用保険加入状況、自治体の制度 | ハローワーク、自治体 |
ここで分かるのは、あくまで最初に確認する制度と窓口です。実際の対象可否は、雇用保険の加入期間、受講するコース、転職予定、所得などによって変わります。
この表だけで対象・対象外は決まりません。スクールへ申し込む前に、ハローワーク・自治体・スクールの正式な窓口で確認してください。
制度名を全部覚える必要はありません。まずは「今の自分はどのケースに近いか」を選べば、次に確認する場所が見えてきます。
支援されるお金は「受講料」と「生活費」に分かれる

給付金・補助金は、支援されるお金の種類で分けると整理しやすくなります。
Webデザインスクールの記事では「最大80%」「月14万円」などの数字が目立ちますが、同じ人がすべて受け取れるわけではありません。スクール代を軽くする制度なのか、学習中の生活費を支える制度なのかによって、対象者も申請先も異なります。
| 支援の種類 | 主な制度 | 何が軽減される? |
|---|---|---|
| 受講料の支援 | 教育訓練給付制度、リスキリング支援、自立支援教育訓練給付金 | スクールや対象講座の受講料 |
| 生活費の支援 | 高等職業訓練促進給付金、求職者支援制度 | 学習・訓練期間中の生活費 |
| スクール独自の割引 | 入会金割引、キャンペーンなど | スクールが定める料金 |
「いくら支給されるか」より先に、受講料の支援なのか、生活費の支援なのかを確認するのがポイントです。
たとえば、ひとり親向け制度では、受講料の一部を支援する制度と、条件を満たした方へ毎月生活費を支給する制度があります。一方、スクール独自のキャンペーンは、公的な給付金とは別の割引です。
最大額がそのまま受け取れるわけではありません。対象条件、支給時期、修了や転職の条件まで確認してから、実際の自己負担額を比べてください。
「最大80%」「月14万円」という数字だけで判断すると、実際に使える制度を見誤りやすくなります。まずは、受講料の支援なのか、生活費の支援なのかを分けて確認してください。
給付金・補助金を利用できるおすすめWebデザインスクール4校

給付金・補助金に対応するWebデザインスクールはほかにもあります。そのなかから、学習内容やサポート、対象者との相性を調べ、現役デザイナー・講師の視点で4校に絞りました。
迷ったら総合力でデジLIG、女性向けならSHElikesまたはMySTAR、ひとり親向けならMamaEduが候補です。
| スクール | 特に向いている人 | 確認したい支援制度 |
|---|---|---|
| デジLIG | Webデザインを実践的に学び、転職を目指す人 | リスキリング支援・教育訓練給付制度 |
| SHElikes | Webデザイン以外のスキルも幅広く試したい女性 | リスキリング支援 |
| MySTAR | 仕事や育児と両立しながら学びたい女性 | リスキリング支援 |
| MamaEdu | ひとり親向けの受講料・生活費支援を相談したい人 | 高等職業訓練促進給付金など |
給付対象は「スクール単位」ではなく、受講するコースと本人の条件で決まります。無料相談では、対象コース、適用条件、最初に支払う金額まで確認してください。
離職中・求職中の方は、在職者向けのリスキリング支援ではなく、教育訓練給付制度や求職者支援制度を利用できるスクール・講座から確認しましょう。

デジLIGは、制作会社LIGとデジタルハリウッドが運営するWebクリエイタースクールです。動画教材だけでなく、現役クリエイターから個別指導を受けられ、通学とオンラインを組み合わせて学べます。
基礎学習から作品制作、転職準備まで進めたい人に向いた環境です。リスキリング支援や教育訓練給付制度の対象コースがあるため、転職を目指す方は最初に確認しておきましょう。
学習内容・制作指導・転職支援のバランスで選ぶなら、最初に検討したいスクールです。
ただし、通学できる校舎や給付対象コースには限りがあります。オンライン中心で受講したい方も、校舎利用の条件まで確認してください。

SHElikesは、Webデザインだけでなく、マーケティングやライティングなども学べる女性向けキャリアスクールです。「Webデザインに興味はあるけれど、自分に合う仕事をまだ絞れていない」という方にも選びやすいでしょう。
リスキリング支援の対象プランがあり、在職中で転職を希望するなどの条件を満たす方は補助を利用できます。50%分は入会時に還元され、追加分には指定された転職先への転職や継続勤務などの条件があります。
一つの職種に決める前に、複数のスキルを試しながら方向性を探したい女性に向いています。
副業やフリーランスだけを目指す場合は、リスキリング支援の対象になりません。通常プランとの違いも無料体験で確認してください。

MySTARは、育児やライフステージの変化で働き方に悩む女性を対象としたオンラインスクールです。録画教材を使って自分のペースで進められるため、決まった時間に学習しにくい方にも合わせやすい設計。
Webデザインに加えて、サイト制作やSNS運用なども学べます。リスキリング支援の対象スクールで、在職中かつ別の会社への転職を目指す方は、条件を満たすと受講料の最大70%が支援対象です。
仕事や育児の予定に合わせながら、在宅で学習を続けたい女性に向いています。
一方で、比較的新しいスクールです。学習内容だけでなく、添削回数や転職支援、卒業後のサポートまで確認してから判断するのがポイントです。

MamaEduは、インターネット・アカデミーが運営する、女性のWeb・ITスキル習得とキャリアチェンジを支援するプロジェクトです。ひとり親向けには、高等職業訓練促進給付金などを利用した学習について相談できます。
スクール代だけでなく、学習期間中の生活費にも不安があるひとり親の方は確認しておきたい選択肢です。
ただし、制度を利用できるかは、所得や受講期間、対象資格、居住する自治体の判断によって変わります。スクールへの確認だけで進めず、自治体への事前相談も必要です。
MamaEduの対象コースや受給条件は、現在確認中です。無料カウンセリングと自治体の両方で確認してから申し込んでください。
給付額の大きさだけでスクールを決めると、学習方法や目指す働き方が合わないこともあります。まずは自分に合うスクールを選び、そのコースで使える制度を確認する順番がおすすめです。
給付金・補助金を使う前に確認したい5つ

「給付対象のスクールだから大丈夫」と思って申し込むのは危険です。同じスクールでも対象外のコースがあり、本人の働き方や雇用保険の加入状況によっても結果は変わります。
申し込み前に「対象コース・本人の条件・支援後の料金・追加条件・申請方法」の5つを確認してください。
| 確認すること | チェックするポイント | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 1.対象コース | 検討中のコースが正式な給付対象か | スクール・ハローワーク |
| 2.本人の条件 | 雇用保険、在職・離職、転職予定、所得など | ハローワーク・自治体 |
| 3.支援後の料金 | 契約時の支払額、最終的な自己負担額、支援時期 | スクール |
| 4.追加条件 | 講座修了、転職、継続就業、資格取得など | スクール・公式サイト |
| 5.申請方法 | 申請先、期限、必要書類、受講前の手続き | ハローワーク・自治体・スクール |
特に見落としやすいのが、最初に支払う金額と最終的な自己負担額の違いです。給付金が後から支給されるケースもあれば、対象事業者を通して受講料の負担が軽くなるケースもあります。
たとえば、リスキリング支援は講座修了後の支援に加え、対象となる転職と1年間の継続就業が追加支援の条件です。教育訓練給付金の受給資格や申請はハローワーク、ひとり親向けの生活費支援は居住する自治体へ確認します。
無料相談では、次の内容をまとめて聞くのがコツです。
- このコースは私も給付対象ですか?
- 契約時にはいくら支払いますか?
- 支援後の自己負担額はいくらですか?
講座を修了できなかった場合や、転職しなかった場合の料金も教えてください。
申し込みや支払いを済ませてから相談すると、必要な手続きに間に合わない可能性があります。受講前の手続きが必要か、必ず先に確認してください。
「最大何%」より先に見るのは、最初に支払う金額と、条件を満たせなかった場合の金額です。ここまで確認すると、無理のないスクール選びができます。
Webデザインスクールの給付金・補助金に関するよくある質問

給付金について調べていると、「育休中でも使える?」「最初に全額を支払うの?」といった疑問が出てきます。
対象になるかどうかは、現在の状況・受講するコース・申し込み前の手続きで決まります。
- 育休中でも給付金を利用できますか?
- 育休中という理由だけで、教育訓練給付金の対象外になるわけではありません。
雇用保険の加入期間を満たし、指定講座を受講する場合は利用できる可能性があります。
ただし、育休後に今の会社へ復職するのか、別の会社へ転職するのかで候補となる制度は変わります。まずはハローワークへ確認してください。(厚生労働省)
- 受講料は無料になりますか?
- 民間のWebデザインスクールで使える制度は、受講料の一部を支援するものが中心です。
そのため、給付対象でも自己負担は残ります。一方、求職者支援制度では受講料無料の職業訓練があり、条件を満たせば月10万円の給付も受けられます。ただし、希望する民間スクールを自由に選べる制度ではありません。(厚生労働省)
- スクールへ申し込んでから申請しても間に合いますか?
- 先に申し込まず、受講前に必要な手続きを確認してください。
専門実践教育訓練と特定一般教育訓練では、訓練前のキャリアコンサルティングや、ハローワークでの受給資格確認が必要です。申請期限も制度ごとに異なるため、後回しにすると間に合わないおそれがあります。(厚生労働省)
「給付対象コースだから、申し込んだあとに手続きすればよい」とは限りません。
- 副業やフリーランスを目指す場合も使えますか?
- 教育訓練給付制度は、副業やフリーランスを目指していることだけで対象外になる制度ではありません。
雇用保険の加入期間や受講講座など、所定の条件で判断されます。一方、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、在職者の転職を前提とした支援です。今の会社への復職や、副業・独立だけを目指す場合には合いません。(厚生労働省)
- 給付金とスクールのキャンペーンは併用できますか?
- 併用できるかは、制度とスクールの条件によって異なります。
無料相談では、「給付金とキャンペーンは併用できるか」「どの金額を基準に給付額を計算するか」「最終的な自己負担額はいくらか」の3点を確認してください。
相談先は、確認したい内容によって分かれます。
| 確認したいこと | 主な相談先 |
| ● 教育訓練給付金の受給資格 | ハローワーク |
| ● ひとり親向けの支援 | 居住する自治体 |
| ● リスキリング支援の対象条件 | 対象スクール |
| ● 対象コース・料金・支払時期 | スクール |
| ● 求職者支援制度・職業訓練 | ハローワーク |
ひとり親向け制度の詳細は、居住する自治体の担当窓口が確認先です。自治体ごとに案内や対象講座が異なる場合もあるため、申し込み前に相談しましょう。(CFA Japan)
分からない制度をすべて自分で調べる必要はありません。今の状況と正式なコース名を伝え、ハローワーク・自治体・スクールへ役割を分けて確認するのが近道です。
まとめ|自分の状況と確認先を整理してからスクールを選ぼう

Webデザインスクールの給付金・補助金は、制度名や最大金額だけを見ても、自分が対象になるか判断できません。
まず整理するのは、現在の働き方と受講後の予定です。育休後に復職するのか、転職を目指すのか。ひとり親向けの支援を探しているのかによって、確認する制度と相談先が変わります。
自分の状況を整理し、公的窓口で条件を確認してから、対象コースと自己負担額を比較するのが確実です。
スクール選びで迷ったときは、次の基準から候補を絞ってください。
ただし、給付対象はスクール名だけでは決まりません。同じスクールでも、コースや本人の条件によって対象外になるケースがあります。
申し込み後では必要な手続きに間に合わない場合があります。契約や支払いの前に、ハローワーク・自治体・スクールへ確認してください。
まずは気になるスクールを1〜2校に絞り、対象コース・最初に支払う金額・最終的な自己負担額を確認しましょう。条件を比べてから選べば、給付金の数字だけに振り回されずに判断できます。
制度を賢く使えば、自己投資のリスクを最小限にしてスタートラインに立つことができます。
基礎を固めたその先には、「場所を選ばず、自分の腕一本で生きていく」というフリーランスの道も開けています。
「でも、未経験から本当に仕事なんて獲れるの?」と不安な方へ。私が0から仕事を獲得してきた経験をもとに、フリーランスとして生き抜くための具体的なステップをまとめました。
スクエアワークス中の人です。
- デザイナー歴25年(グラフィック・Web)
- 現役デザインスクール講師
- 会社員時代部署のトップ、採用立場経験あり
高校卒業 → 専門学校3ヶ月で中退(ほぼ行ってない)→ 運良く広告代理店の制作部に入社 → グラフィックデザイナーとしてフリーランスになる → Webデザインを学ぶ → 現在:グラフィック・Webデザイナーフリーランス兼スクール講師

