こんにちは。デザイナー歴25年・現役デザインスクール講師のスクエアワークスの中の人です。
「今からデザイナーを目指すのって、もう遅いんじゃないか…」そんな不安を抱えているあなたに、まず最初にお伝えしたいことがあります。
デザイナーを目指すなら、今が最大のチャンスです。
なぜそう断言できるのか?25年間この業界で生き抜いてきた私だからこそ見えている、リアルな業界の変化と、今だからこそ掴めるチャンスについてお話しします。
2000年にデザイナーになった私。実は私、高校卒業後に専門学校に入ったものの、学費を稼ぐためのバイトで精一杯。学校に行く暇もなく、結局わずか3ヶ月で中退してしまったんです。
「美術大学やデザイン専門学校を出てない人間がデザイナーになんてなれるわけない」
そう周りから言われ続けながらも、どうしてもデザインの仕事がしたくて、広告代理店に飛び込みました。当時は今と違って、学歴がないデザイナーなんて本当に珍しい存在でした。
- 美術大学やデザイン専門学校の卒業が必須
- 印刷の専門知識が不可欠
- 就職氷河期でデザイン会社への就職は実務経験3〜5年必須
- MacやAdobe製品への初期投資額が大きすぎる
私は、運良く入れた広告代理店で5年半必死に経験を積み、フリーランスとして独立しました。学歴がない分、人の何倍も努力が必要でしたし、投資時間と金額もすさまじかった。
つまり、デザイナーは「選ばれし者」だけがなれる職業だったのです。
しかし、この25年間でデザイン業界は根本的に変わりました。特に大きな変化が3つあります。
以前
- Illustrator単体で8万円
- Photoshop単体で10万円
- Mac G4一式で60万円超
- フォントも素材も都度有料
現在
- Illustrator 月額3,280円
- Photoshop 月額3,280円
- MacBook Pro 28万円程度
- Adobe stock 月額3,828 円
この変化は革命的です。ツールだけで100万円近くの初期投資が必要だった環境が、月2万円程度で手に入るようになったのです。しかもAdobeはバージョンごとに買い直さなくても、常に最新バージョンが使える!
以前は、フォントも書体ごとに購入、写真素材も1点数千円と高価な時代でした…。
以前
- 専門学校か美術大学でしか学べない
- 先輩の技術は企業秘密
- 独学はチラシ集め
現在
- YouTube、Udemy等で無料・低価格学習
- オンラインスクールが充実
- ネットで参考デザインが見放題
私が苦労して10年かけて身につけた技術を、今なら6ヶ月〜1年で習得できる環境が整っています。
以前
- 紙媒体(チラシ、DM、パンフレット)
- 看板・サイン
- 一部のWebサイト
現在
- Webサイト・LP制作
- SNS投稿用や広告クリエイティブ
- サムネイルやEC商品画像
市場規模は25年前と比べて 10倍以上 に拡大しています。
2020年のコロナ禍は、デザイン業界にとって転換点となりました。
デザイン業界に起こった変化
- 全業界のデジタル化が一気に進行
- 個人事業主・起業家のオンライン進出
- SNSマーケティングの本格普及
私の2020年以降
- デザインスクール生が増加
- 個人事業主からの依頼増
- SNS関連デザインの需要増
つまり、デザイナーが不足している状況なのです。
1. 参入障壁が史上最低
学習コストが下がったのでデザインに挑戦しやすくなった!
- 初期投資:月2万円程度
- 学習期間:6ヶ月〜1年
- 学習環境:完全在宅でも完結
2. 需要に対して供給が追いついていない
特に以下の分野は人手不足が深刻…
- 中小企業のブランディング
- 個人事業主のSNSデザイン
- ECサイト商品画像制作
3. リモートワークが完全に定着
デザイナーほどリモートワークに適した職業はありません。私自身も現在は、
- 全国各地にクライアント
- 月の9割は自宅で作業
- 子育てとの両立も可能
4. 副業から始められるリスクの低さ
いきなり会社を辞める必要はありません。スキルを身につけて副業から始められます。
- 週末のみの副業から開始
- 月5万円程度から段階的に拡大
- スキルが身につけば本業への転換も可能
5. AI時代でも生き残れるスキル
「AIでデザイナーは不要になる」という声もありますが、25年の経験から断言します。不要にはなりません。
- クライアントの真のニーズの理解
- ブランド戦略に基づくデザイン判断
- 細かな修正・調整作業
- 人間の感情に訴えかけるクリエイティブ
むしろAIをツールとして使いこなせるデザイナーの価値が高まっています。
実際ね、今から始める人には私には絶対にない強みがあるんです。
- 新しいアプリも抵抗なく使える
- SNSやYouTubeで最新情報が見放題
- インスタやTikTokなどで今のニーズがわかる
私、未だにTikTokは全然分からないんですが(笑)。でも今は違いますよね?最新情報がSNSなどで見放題。知らないからこそ取り入れられる柔軟性。それって、すごい近道で武器になるんですよ。
正直に言います。私がこの業界で生き残ってこれたのは、運もありました。でも、一番大きかったのは「諦めなかったこと」です。
高卒で専門中退の私でも、今では…
- 全国にお客さんがいる
- 家族との時間もちゃんと取れる
- 好きな仕事で生計を立てている
- 若いデザイナーさんたちと一緒に仕事ができている
でも、あなたには私みたいな遠回りはしてほしくない。
だから今、私の25年間の経験を全部シェアしようと思っています。
「でも、私には才能がないかも…」 「でも、もう若くないし…」
「でも、パソコンもそんなに得意じゃないし…」
分かります。私も同じことを考えてました。特に高卒で専門中退なんて、コンプレックスの塊でした。
でもね、25年やってきて分かったことがあります。
デザインで一番大切なのは、「相手の気持ちを考えること」なんです。
どんなにキレイに作れても、お客さんの心に響かなかったら意味がない。逆に、ちょっと素人っぽくても、相手のことを本気で考えて作ったものは、必ず伝わるんです。
あなたがもし今、この文章を読んで「私にもできるかも」って少しでも思ってくれてるなら、それはもう才能です。相手の気持ちを理解しようとする心、それがデザイナーに一番必要なものだから。
私がデザイナーになったとき、インターネットもまだそんなに普及してませんでした。学ぶ場所も限られてて、丁寧に教えてもらえるわけでなく、技術は見て盗め!の時代で本当に大変でした。
でも今は違います。YouTubeで無料で学べるし、分からないことがあったらAIに聞けばいい。オンラインで全国どこにいても仕事ができる。
私が25年前に「300万円以上と10年」かけて身につけたものが、今なら「月2万円と1年」で手に入るんです。(え?そんなことある?)
こんなチャンス、もう二度とないかもしれません。
私は高卒・専門中退という学歴で、デザインセンスもあったわけではない…。正直コンプレックスだらけの中スタートしました。でも今は、本当にデザイナーになってよかったと思っています。
好きなことを仕事にできる幸せ。
お客さんに「ありがとう」って言ってもらえる嬉しさ。
家族との時間を大切にできる働き方。
全部、デザイナーになったからこそ手に入れることができました。
もしあなたが少しでも「デザインっておもしろそう」「自分の力でお客さんを喜ばせてみたい」って思うなら、ぜひ一緒にスタートしませんか?
あなたのデザイナー人生、今からでも全然遅くありません。むしろ、今がベストタイミングです。
